バンドで必要な機材とは?

バンドで必要な機材とは?

バンド活動をする場合、ライブハウスなど設備が整った場所で演奏する分には、準備する機材などもそう多くはありません。自分たちが演奏するギターやドラムなど、必要最低限の機材があれば問題なく演奏できるでしょう。

もちろん会場の設備に左右されるので、事前に何が揃っているか確認する作業は欠かせません。何の設備も無い会場、例えば学園祭やごく普通のホールなどで演奏する場合は、一からバンド機材を自分達で準備しなければならないので結構大変です。

ギターやドラムなど必ず必要になる楽器類は置いておいて、周辺機器の基礎知識を覚えておく必要があります。

ミキサー

まず必要になるのは、ミキサーという楽器やボーカルの音をうまくミックスさせる機材です。音のバランスを調整する機械のことで、マイクや楽器の数に応じてチャンネルが揃っているミキサーを使う必要があります。

パワーアンプ

次に必要なのは、パワーアンプです。これはミキサーから出された音を増幅させ、メインスピーカーへと繋ぐ機会になります。ミキサーによってはアンプを内蔵したタイプもあるので、その場合は不要です。

メインスピーカーは観客用に音を聞かせるもので、右と左にそれぞれ1台ずつ必要です。フロアモニターはボーカルが自分たちの演奏を聴くために設置するもので、マイクとマイクスタンドも必要です。

スピーカー類

さらに、マイクとミキサー、ミキサーとアンプを連結するマイクケーブルや、アンプとスピーカーを連結するスピーカーケーブルも機材の数だけ必要になります。これに加え、機材の設置場所が電源から遠い場合や屋外でのライブの場合は、電源ドラムも準備しておきましょう。

おおまかに言ってもこれだけの機材が必要になるので、全てを自分達で準備する場合はかなりの物量と費用になります。素晴らしい演奏をするためには機材にもこだわり、正しくセッティングすることが大切になるので事前の勉強が欠かせません。慣れないうちは設備の整った場所で基礎知識を付け、学んでいくことをお勧めします。

バンド機材の配置(並べ方)

バンド機材の配置(並べ方)

バンド機材の並べ方に決まりはありませんが、やはり音の響きや使い勝手を考えるとある程度置く場所は決まってきます。ただ、ライブハウスや会場によっては配線や音響、設備の都合などによって配置が変わることも珍しくありません。こうなると自分達で配置を自由に変えることは難しいので、ある程度の縛りの中で可能な範囲で変更していくことになります。

機材を一からセッティングする場合は自分たちの好みに応じて自由に決めることができるので、ライブを行う場合は会場の設備を確認しておくと良いでしょう。そうは言っても音響の関係などである程度は並べ方に決まりもあるため、できれば機材のセッティングのプロに事前に相談したほうが安心です。

基本的なバンドはボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人構成

基本的なバンドだと、ボーカルにギター、ベースにドラムという4人構成になります。この場合を例に見てみると、ボーカルが中心でギターとベースが左右に展開、ボーカルの後方にドラムという配置が一般的です。

これにもちゃんと理由があり、まずメインのボーカルを中心で目立たせるとともに、ドラムの迫力ある演奏をそこに加えて左右から音を足すという音響の問題もあります。

照明や機材との接続などを考えると、この配置が最も合うので基本はこのスタイルに習うと良いでしょう。これにキーボードが加わる5人組バンドの場合、キーボードはドラムの右か左側に並べることが多いです。

電子機器は電源も必要ですし、キーボードはかなりスペースも取るのでどうしてもステージの端っこなど目立たない場所になってしまいます。

他の機材

他の機材については、アンプはドラムの横、ギターアンプはギターの後ろ、観客用スピーカーはステージ上の右端と左端にそれぞれ観客の方を向けて並べられます。

モニタースピーカーはボーカルが音を確認するためのものなので、ボーカルの前に設置します。時折モニタースピーカーに足を乗せて歌っている人がいますが、この機械はあまり強度が無いので止めておきましょう。

バンド機材のセッティング

バンド機材のセッティング

バンド機材の配置を決めたら、次はいよいよ実際にセッティングをしていくことになります。ただ、素人がいきなりやろうとしても失敗する可能性が高いので、慣れるまではライブハウスなどで音響のプロに相談しつつ、適切なセッティング方法を教えてもらった方が良いでしょう。

いざライブが始まって音が正しく鳴らなかったら恰好が付かないので、事前の確認が何より大切です。

①マイクとミキサーをケーブルで接続

まずやることは、マイクとミキサーをケーブルで接続することです。ボーカルの前に立てたマイクスタンドのマイクとミキサーを繋ぎますが、場合によってはキーボードなどの楽器をそのままミキサーに接続するケースもあります。

次に、ミキサーの左右それぞれのメインアウトからアンプのインへケーブルを使って接続しましょう。アンプからスピーカー、フロアモニターへは、それぞれスピーカーケーブルを使います。

間違ってマイクケーブルを繋げないように注意してください。セッティングが終わったら、音出しをしてサウンドチェックを行います。この時、適当に機材のスイッチを入れていってはいけません。音の流れに従ってスイッチを入れていく必要があるので、ミキサーの電源を入れてから次にアンプの電源を入れます。

これを逆にするとアンプが作動している状態でミキサーの電源が入り、その大きな音でスピーカーを傷めてしまう危険性があります。逆に電源を切るときは、アンプを切ってからミキサーを切りましょう。

もちろん順番を間違えたからと言って確実に故障するわけではありませんが、機材を大切にすることも重要なので覚えておいてください。特にレンタルの機材を使っている場合、不注意で故障させれば弁償しなければならないこともあります。

②最後にギターやドラムをセッティング

後はギターやドラムなどをそれぞれセッティングしていけば良いので、慣れてしまえば難しいことはありません。モニタースピーカーは、ボーカルにしっかり音が聞こえるよう、2台をボーカルに向けて設置するのがポイントです。

おすすめのバンド機材車

おすすめのバンド機材車
出典:http://toyota.jp/

バンドがある程度規模が大きくなったり人気が出てくると、色々なライブハウスや地方へとライブに出かけるようになります。人数が多ければ移動も大変ですし、毎回機材を業者に頼んで移動させていては費用がかさんでしまいます。
そこで、基本的には大型のバンド機材車を購入し、メンバー自ら機材の積み下ろしや移動を行うことになります。バンド機材車はどんな車種でも良いというわけではなく、大量の機材を積み込んだり長距離を移動しても快適な性能を持った車でなければいけません。

おすすめの機材車は「ハイエース」

そこでおすすめなのが、トヨタが販売しているハイエースという車です。

バンド活動をしている人なら誰でも知っているほど有名な車なのですが、機材車として最高の車だというのがその理由です。ハイエースは室内が非常に広く、大量の人や荷物を積み込めるうえに燃費も悪くなく、エンジンが丈夫で長距離移動に強いというメリットがあります。

しかも世界のトヨタが製造しているだけあって、故障やトラブルも滅多に起こりません。車としての信頼性が非常に高いだけでなく、人気があるため中古市場に数多く流通しているという点も大きな魅力です。
選択肢が広いということは予算に応じてすぐに手に入れることができるということですし、自分たちが不要になった場合でも簡単に中古で売却することができます。

このように様々なメリットがあるのですが、そのエンジンの丈夫さから海外でも非常に人気が高いため、盗難の被害に遭いやすいという難点もあります。

有名なグループも載せていた機材ごとハイエースを盗まれてしまったことがあり、機材車を扱う人の中ではハイエースは特に防犯対策が必要だということが周知の事実になっているほどです。

もちろん、都市部でなかったりきちんと防犯対策を行っていればそこまで心配する必要はありません。それを理由に諦めるにはあまりに惜しい性能なので、しっかり防犯対策をしたり保険をかけておくようにしましょう。

バンド機材のレンタル相場

バンド機材は、こだわればこだわるほど多彩な種類があるので揃えるのはかなり大変です。
一般的な機材を揃えるだけでもかなりの金額になるので、バンド活動がある程度軌道に乗るまではレンタルで済ませることも多いです。

一度購入してしまえば練習やライブの時も他に費用が掛からないので良いのですが、運搬やセッティングなど別の問題が持ち上がるので最初のうちはレンタルで十分でしょう。インターネットなどで調べれば、機材のレンタル業者はすぐに見つけることができます。

バンド機材のレンタル相場は「約5万円」

価格はそれぞれの業者ごとに異なりますが、ベースやギターを持っていて、ドラムなどの大型楽器と音響設備だけで良いなら1回あたり約2万円から3万円前後が相場です。

しっかりした音を出したいという場合はドラムセットやアンプ類、譜面台にマイクにスピーカーなど設備一式が揃って約5万円、音響設備など何も無いところでゼロから機材を借りたいという場合は、約15万円ほどかかってしまいます。いずれも1日の使用でかかる費用なので、何日も続けて使いたい場合は更に高額になってきます。

また、借りる機材が多い場合は複数人で搬入やセッティングを行うため、別途運搬設置料などが発生することもあります。

機材が完備されたスタジオがおすすめ

ライブや練習の度にこれだけの費用が掛かると考えると現実的ではないので、やはり普段は設備の整った練習場かライブハウスなどで活動していくのが良いでしょう。

最近ではバンド機材はライブ活動はもちろん、結婚式や学園祭、葬儀などでもニーズが高まっているので幅広い機材がレンタルされています。バンドをしていない人や、少し興味があるだけでももちろん借りることができるので、試してみると良いでしょう。

業者によっては対応している地域が限られることもあるので、利用申し込みをする場合は費用だけでなく対応地域までしっかり確認しておくことが大切です。
また、当然ですが借りたものなので丁寧に扱い、万が一傷をつけたり壊してしまった場合は正直に申し出るようにしましょう。