練習は本番のように、本番は練習のように

練習は本番のように、本番は練習のように

練習は本番のように真剣に行いましょう。練習で出来ないことが本番では出来るはずはありません。まず練習の半分の力も出せれば御の字ぐらいに考えて間違いはありません。練習中と本番との違いは緊張感の違いです。

緊張すると日頃の力はまずでなくなります。何しろ緊張すれば筋肉は硬直し、思考はマヒします。稀に緊張感で神経が研ぎ澄まされて日頃では考えられないような力が出ることもありますが、これは日頃から血がにじむような努力をして体が全てを覚えてしまっている状態であれば、無自覚でも力を発揮するという事が出来るだけのことで、まずこのような事が起きることはありません。

練習と本番とでは、モチベーションが極端に違うわけですから、練習というのは単に技術を磨くという事だけではなく、本番のモチベーションや神経の状態に近い状態にするという事もあると考えるといいでしょう。技術を磨くのと同様に精神も磨くという事でもあると考えると分かりやすいはず。

本番では練習の時をイメージする

そして、本番では練習の時をイメージしてすると実力を発揮することが容易になります。特殊な状態だということを考えてしまうので、緊張して何も出来なくなるわけで、これがいつもしている練習と同じだと考えることが出来るのであれば、別に問題ないことが理解できるはずです。

練習で出来ている事は、その時の精神状態と同じにすることが出来れば間違いなく出来るはずです。何故なら違いは精神的なもの以外にはないからです。物理的にしていることは全く変わらないわけですから、心の持ち方一つだけで、変わってしまっているという事になります。

これが理解できるようになると、落ち着いてくるはずです。経験を積んでいくと本番も練習のように出来るようになるのは、これが単に表面的に理解出来たという事ではなく、体が覚えたという事になるのでしょう。

頭ではなく、体で理解する

精神的な事は単に頭で理解するのではなく、体で理解することも必要になります。何故なら緊張で動けないのは頭で考えてそうなっているのではなく、体が自然に反応しているからです。

視線はライトに向ける(お客さんの目を見ない)

視線はライトに向ける(お客さんの目を見ない)

視線は人の目を見ないようにするというのは緊張感を和らげるには効果的です。

人の目を見ると緊張するのは人の本能から来ているもので、人は人の目を意識するとどうしても硬直するもの。余計な事を考える元にもなります、いいところを見せようと普段では考えないような事を考えるので、余計にミスをしやすくしてしまうのです。何も見ないというわけにはいきませんから、見るとすれば視線をライトの方に向けると気が楽になるものです。

ライトを見るというのは別に不自然な行動でもありませんから、観客に違和感を感じさせることもありません。ライトは練習中にも置いておいて、これを見て練習をするというのも効果的です。実際の本番に近い状態にセッティングしておくのもいいでしょう。人の目を見ないという事とともに、練習中のイメージがこれで蘇ってくるという事にもなるので、練習通りに演奏が出来る可能性が高くなります。

練習を単に技術的なレベルを上げていく事だと思っている人も多いのですが、実は練習によって精神的なものも鍛えていると言えます。本番をイメージした練習が出来ている人とそうでない人とでは、同じ練習をしていても、本番となると全く違うパフォーマンスとなってしまう事が良くあります。

それは、練習中にいかに本番がイメージ出来ているのかどうかの違いといっても支障はありません。ですから、練習場所も出来るだけ本番に近い状態にして、練習するようにするのが一番です。ある意味では練習ではなくて常に本番だという意識で練習にも望むことが望ましいといえます。

特に技術レベルが上がってくれば、問題は技術ではなく、精神的なところのウェイトが大きくなってきますから、これをいかに高めていくのかが問われることになります。

ただ、練習中にお客さんはいないわけですから、これはどうにもならないので、出来るだけ本番中にはお客さんの目を見ないようにして、落ち着いて自信がついたら見るようにするという事を考えるべきでしょう。

演奏時に起こるであろうミスに、あらかじめ準備しておく

演奏時に起こるであろうミスに、あらかじめ準備しておく

演奏時には何もトラブルなどがなく終わる事が理想ですが、なかなかそのようにいくことは稀です。ですから、あらかじめトラブルに対して準備をしておくことはとても大切。特によく起こりそうなことは全て対処を考えておくといいでしょう。ギターなどであれば、弦が切れるというような事もありますから、予備のギターを持っておくという事で、安心して演奏が出来る事になります。

また、当然ミスなども起きますから、そうした時にどうするのかも考えておくといいでしょう。これには人為的なミスもあれば、急に電源が落ちるなどの不作為のミスもあるかもしれません。そんな時にはマイクパフォーマンスに切り替えるといったような臨機応変な対応が必要になったりしますが、そうしたことも、予め決めておくとこれがすんなり出来ます。例えば、完全に演奏を失敗して止めざるを得ないというような事を感じたら、そこでいきなりMCに切り替えてドッキリ的なものを演出するという事も一つの方法です。

いきなりそんな事が出来るのかというと、練習をして備えていなければ出来ませんが、こうしたトラブルの練習もある程度していると、何の問題もなく出来るようになります。リーダーなどそうしたことが判断できる人を決めておいて、その人の判断で演奏を止めてちょっとしたパフォーマンスに切り替えて、その間に幕を下ろして、トラブルの修復をしていくという事が出来たりするわけです。

ある意味では、これは避難訓練のようなものをイメージすると分かりやすいかもしれません。災害などは何が起きるか分かりませんが、何かが起きたときにはどうするという事を予め想定して訓練をしていることで、不測の事態が起きても動揺することなく対処することが出来るわけです。

不測とはいいますが、何も準備をしていないとどうすればいいのか分かりませんが、こうしたこともあると考えていれば、別に驚くことも無く、適切に対応していく事が出来ますし、そうした準備がある事で安心して演奏も出来るようになります。

逆転の発想!「緊張=悪い」という考え方をやめる

逆転の発想!「緊張=悪い」という考え方をやめる

緊張して動けなくなる人のほとんどは緊張は悪いことだというイメージを持っています。確かに普段通りの演奏が出来なくなることが多いので、緊張は悪いというのは間違ってはいない事もあります。

ですが、緊張するという事は精神が集中できていてパフォーマンスを上げることも出来る良いものだという考え方も出来ます。緊張した局面に強い人というのは大抵こうした考え方を持っている人です。緊張を楽しむという人もいるぐらいで、これがあるからこそライブは楽しいと思っている人も大勢います。

緊張は悪いものではない!

練習と本番との違いはこの緊迫感があるかないかの違いで、これがあるからこその本番だと思うと、緊張が悪いものではないという事も分かるはず。緊迫感を心地よく感じることが出来るようになれば、これほど気持ちいい事もありません。逆に緊迫感の無いライブなど考えられないでしょう。練習と本番のどちらが楽しいのかは言うまでもなく本番の方という事になるでしょう。何故本番なのかというと、多くの人の目や声援がある事で緊迫感が出るからです。そして、それを克服するのが楽しみの人でもあるわけです。

ですから、これが悪いことという発想をきっぱりと捨てて、これを楽しむというよりは、これがあるからこそのライブだというように考えるようにしましょう。というより、ライブをしている人は全てこの緊張を楽しむため、体感する為に普段から辛い練習をしているのですから、これが無くては意味がないぐらいの感覚になるべきです。これは特に難しいことではありません。常にこのことを考えていればいいだけのことです。練習中でも本番をイメージしてどんどんと緊張して練習するようにしましょう。すると練習すら楽しむことが出来るようになってくるはずです。

緊張することは決して悪いことではなく、むしろ歓迎するべきことで、これがあるからこそ技術も向上していかせる事が出来ます。張りのない練習やライブなどいくらやっても意味もないはずです。

成功する自分をイメージする

自分が成功しているイメージをどれだけ持つことが出来るのかで、全てが決まると考えてもいいでしょう。自分が持っている才能や技術ではなく、この成功のイメージが全てだといって間違いありません。何故なら誰もが最初は何も出来ない状態からスタートして、出来る人と出来ない人に分かれていくからです。出来る人は最初から出来たわけでも何でもありません。成功している人を見ていいなと自分もなりたいなと思っただけです。

そして、自分もなれるとイメージしたところが大きな違いだったといってもいいでしょう。このイメージすることに根拠はいりません。やらない人のほとんどが、ここに根拠を求めるのですが、やってもいない状態で出来るも出来ないも関係ありません。出来るかもしれないという考えがあった段階で、もう自分では出来るイメージはあるわけですから、後はいかにそれを強いイメージにしていくのかというのが練習ということになってくわけです。練習は技術を高めていく事ではなく、この成功するイメージを強くしていくものだと考えてもいいかもしれません。

別に人の才能にそんなに違いはありません。全員同じといってもいいでしょう、違いがあるのは、このイメージする力です。これがある人は練習することで自分がどんどんと成功することに近づいていることが実感出来ていますから、ますます成功するイメージを強くすることが出来て、ますます練習するという好循環を生み出します。

これに対して、イメージが出来ない人は練習もつまらないですから、ますます練習しなくなるという事で、どんどんと差が開いていくわけです。

このイメージする力は人には見えませんから、この差は練習の差という考えに行きつくわけですが、ほとんどの場合において最も差があるのは、この自分が成功するイメージが出来ているのかどうかだといって過言ではありません。ですから、自分を信じてどんどんとこのイメージする力を強くしていきましょう。