まず目的を決める

まず目的を決める

路上ライブやストリートライブは誰もが挑戦できることです。バンドやシンガーソングライターをしている方にとっても良いチャンスとなることは間違いありませんが、やる前に目的をはっきりとさせることが大切です。街を歩いている多くの人に自分のパフォーマンスを観たり聴いてほしいのか、自分の歌やパフォーマンスの宣伝なのかによっても目標などを立てることにつながります。

歌の宣伝などであれば、演奏後にライブの告知をすることや、SNSなどの情報を掲示した看板やチラシを観客に渡すだけでよい宣伝になります。販売用のオリジナルCDをその場で販売することもできるでしょう。チラシなどは、お客さんに直接渡したり、演奏中に渡すことでより興味を持ってくれる可能性が高いです。

プロになりたい人は、多くの人に観てもらえる路上ライブはデビューへの近道になりえます。レコード関係の社員や音楽事務所社員なども路上ライブなどに注目しているので、人を多く集めているミュージシャンはチャンスが上がります。最近では、演奏を聴いた人がリアルタイムでSNSや動画サイトにその動画を投稿し足りすることもあるので、知名度を早くあげてチャンスをつかみたいといったかたにも向いています。

自分の練習のため、演奏自体を楽しみたい人は、路上で演奏すること自体が発表会のような緊張感のもとでできますので、目的がすぐに達成されもとで充実感を味わうことができます。ライブで会場を借りて人を集めることになると、かなりの労力と準備時間を要しますが、路上ライブでしたら無料で自分の演奏を人に聴いてもらうことができるのです。通いやすい場所であれば手軽に自分だけの演奏会を開くことができますし、いつも聴いてくれる常連のお客さんもできることがあります。演奏への対価としてチップなどももらえることもありますので、挑戦したい方は是非チャレンジしてみましょう。目的を明確にして成功する路上ライブを開いてください。

演奏場所を確保する

演奏場所を確保する

路上ライブで大切になってくるのが演奏場所の確保です。路上ライブは無許可で行うと、道路交通法によって処罰されることがあります。その理由として、路上ライブを見ているお客さん達が道路をふさぎ交通や通行の妨げになってしまうことがあるからです。路上ライブでスピーカーなどを使用することで騒音問題も発生することから、警察により取り締まりがあることになっています。

しかし、表現の自由などがある日本ですので、無許可で路上ライブをやってもすぐに処罰されるわけではありません。警察の撤収指示に従わなかった場合や警告がありながらも何度も同じライブを繰り返しているといった場合に罰則が科されます。

路上ライブを合法的に行うには、警察に道路の使用許可申請を行うことが必要になります。駅やその他の私有地で行う場合には、土地の所有者に使用許可を申請します。個人で使用許可を願い出ることもできますが、もっと手軽に演奏場所を探したいですよね。合法で場所を探したい方にお勧めなのが、井の頭公園アートマーケッツと柏駅です。井の頭公園は若者が集まる場所としても人気の吉祥寺駅と三鷹市の間にあります。公園から新しい文化を発信する目的のため、東京都などが主催して、アートマーケットで歌いたい希望者を募っています。

毎年12月上旬に次年度の募集があり、審査があり結果は翌年2月に届くのです。審査に合格した場合は、12,000円の年間登録費が必要になりますが、公的な場所で野外ライブをすることができます。

柏市は、ストリートミュージシャン認定制度があり、事前に身分証明書などと一緒に申請することでわずかな登録手数料で、野外ライブを開くことができる便利なシステムです。認定を受けた人同士がルールを守ればどんな人でも、日数の制限もなく活動することができます。場所を確保しなければ、路上ライブはできませんので目的や自分のやり方に合った方法で演奏場所を決定していきましょう。

演奏形態を決める

演奏形態を決める

演奏の形態を決めることは、路上ライブのスタイルを決めることに直結します。バンドなど人数が集まっている方が目立ちますし、インパクトを与えることができるのでお客さんも足を止めてくれる可能性が上がります。

バンドですと、路上ライブをする前にメンバー同士で打ち合わせをして、練習することが必要です。メンバーが欠けるとライブができなかったりするので、路上ライブだからこそできる手軽さという意味ではハードルが高いものになってしまいます。バンドであればアンプに通し、ダイナミックな音をお客さんにお届けすることになります。

1人もしくはデュオでの演奏スタイルはよくみかけるスタイルです。デュオで実際に路上ライブを行っていて武道館のような大きなコンサートホールで演奏できるようになったアーティストもいます。パートを決めてハーモニーを奏でることでよりお客さんにも印象を持ってもらいやすい形態です。演奏方法は生演奏やアンプを用意してもよいでしょう。
1人で演奏するのは最も手軽で自分の思った通りに動ける便利なスタイルです。周りとスケジュールを決める必要もないので、思い立ったらバイトや学校の帰りなどでもアコースティックギター1つさえ持っていればすぐに演奏会をすることができます。

プロのミュージシャンを目指している方は、自分がデビューしたい形態でライブをすることをお勧めします。最近では、ライブをした後にすぐにSNSや動画投稿サイトに投稿するミュージシャンが増えてきました。時間がなくて立ち寄れなかった人でも、あとで動画を観てくれるチャンスが増えているため、より目標のプロデビューに近づけることが可能です。

スカウトマンなども演奏を聴いているかもしれません。同じ形態で何度も演奏を行うと、だんだんと街の人に覚えてもらえるようになり、ファンやお客さんの獲得につながります。頑張って何度も演奏を続けているミュージシャンを応援したくなるのが一般の人たちです。

機材を用意する

機材を用意する

路上ライブをするうえで必要になるのが機材や演奏道具です。アコースティックギターで弾き語りをしたいという方でも、ある程度の音を人込みで出すためにはマイクが欠かせません。カラオケを流して歌う方もいますが、マイクがないと聞こえないということもあるので必ず準備しましょう。マイクに付随して必要なのが、マイクケーブルと音を出すアンプです。

弾き語りをしたい方はマイクスタンドがあると便利でしょう。ボーカルマイクは安いものから定番の製品まで様々あるので予算に合わせて選んでください。野外で使うことになるので、丈夫で長く使えるものがお勧めです。アンプは乾電池で最大15時間程度使用できるものがあります。ギター、マイクの2系統を別々の入力で装備してあるものが便利です。

ギターやキーボードとマイクのチャンネルが別々であれば、リバーブの設定などもできます。ポータブルアンプは持ち運びや振動への衝撃などが考慮されて設計してあるので野外でも安心して使うことが可能です。マイクとアンプなどを揃えると予算を超えてしまうという方もいますが、マイクスタンドはリーズナブルなものがたくさんあるので安いもので十分でしょう。マイクスタンドは分解して袋に入れて簡単に持ち運びができます。

ボーカリストだけで、本格的なものが揃えられないという方は、手持ちのCDラジカセなどを使用することもできます。マイク入力ができるものであれば、CDで音を鳴らして同時にマイクで歌うことも可能です。

路上ですと使える電源はありませんので、電源から機材まで全て自分で用意しセッティングする必要があります。自分のパフォーマンスを最大限に良くできる機材を揃えて演奏しましょう。ポータブルタイプの機材がたくさん販売されており、女性でも持ち運びができるようなコンパクトな物も販売されています。目的に応じて必要なものをしっかりと選んでみてください。ライブ会場のような設備はありませんが十分演奏できる環境を整えましょう。

路上ライブのメリット&デメリット

路上ライブのメリット

路上ライブのメリットは多くあります。最近ではプロでなくても簡単にライブハウスに出演することが可能です。その場合には、チケットを販売するノルマと会場使用料が発生しますので、集客をする労力が必要になります。路上でライブを行う場合には、費用を一切かけずに演奏することができます。

ライブハウスで演奏する時には、主催者側の提示する日程と会場になりますが、路上でライブをする時には自分がやりたい場所でやりたい時にすぐ開催できるのです。路上ライブでは、気に入ってくれるファンを獲得することもでき、チップをもらうことができます。ライブを行う人がギターケースや箱を用意しているのはお金を稼ぐこともできるからです。オリジナルCDなども販売することができ、音楽で稼ぎたいという方はきっかけ作りにもなります。

路上ライブのデメリット

メリットが多い路上ライブですがデメリットもあります。事前に準備をしたりすることでトラブルを避けることができますので確認しておきましょう。路上ライブでは道路での演奏になりますので、音量も周りに配慮しなければなりませんし、使用できる機材も限られます。音量や設備のセットは全て自分で行う必要があります。道路での演奏は雨天や警察など様々な要因により中断しやすいです。それらのトラブルを防ぐためには、その場所で演奏をしているミュージシャンに話を聞くことでトラブルを事前に避けることができるでしょう。一から新しい場所で経験を積むことよりも、すでに色々な状況や知識を知っているミュージシャンであれば路上ライブに役立つ事を教えてくれるかもしれません。

プロを目指している人や有名になりたいという方にとっては、路上ライブは手軽にできる夢への1歩になりえます。実際に路上ライブからプロデビューを果たしたミュージシャンが数多くいますので、彼らに続くように是非路上ライブにチャレンジしてみてください。路上ライブのデメリットは事前の準備や知識で防げることがあるので、メリットを大きく利用してみましょう。